日本におけるヴィラ=ロボス研究の先駆者、村方千之氏の文章を公開

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管理人の市村由布子(旧姓:奥藤)です。このたびは当ホームページにご来訪いただきまして、誠にありがとうございます。

自己紹介

5歳から12歳までの7年半、父の仕事の関係でブラジルに滞在しました(最初の半年間はリオデジャネイロ、残りの7年間はサンパウロ)。ヴィラ=ロボスの曲を初めて弾いたのは6歳の時で、《A moda da carranquinha》 を弾きました。※1

1987年に東京藝術大学音楽学部楽理科に入学。その当時、クラシックギターのファンを除くと、日本でヴィラ=ロボスの名前を知る人はまだ少なく、「ビラボロス(正しくは“ヴィラ=ロボス”)って誰?どこの国の人?何をする人?」と聞かれることが多く、音源も資料も手に入りにくい時代でした。

在学中にヴィラ=ロボスの連作《ブラジル風バッハ第4番Bachianas Brasileiras No.4》※2を聴いた瞬間に心を奪われ、卒論としてヴィラ=ロボスを取り上げることにしました。日本ヴィラ=ロボス協会の創設者、故・村方千之会長(指揮者、1925-2014)からヴィラ=ロボスについて多くのことを学び、卒業後もヴィラ=ロボスの作品を含む演奏会のプログラムノートを書く機会を与えていただきました。「ヴィラ=ロボスについて日本語で読めるものをまとめてほしい」という村方千之氏からのメッセージが、私のライフワークの原点となっております。

ヴィラ=ロボスの音楽について勉強する中で、私が気づいたことやまとめたことをこのウェブサイト内で発信していきます。ヴィラ=ロボスの<伝記・略年譜・参考文献・名言集>を含め、これから少しずつコンテンツを増やしていきます。このサイトがヴィラ=ロボスの音楽の魅力を知っていただくきっかけになればとても幸せです。末永く、温かく見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。

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市村由布子
Yuko Ichimura

🎧CDのご紹介 ※1

Brinquedo da Roda 輪になって遊ぼう

No.2 《A moda da carranquinha》(W045)

🎧CDのご紹介 ※2
ブラジル風バッハ《第4番》第1楽章 プレリュード(オーケストラ版)
Bachianas Brasileiras No.4
“Ⅰ. Prelúdio”(Orchestra version)(W424)